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2009-01-25 (Sun)
 2階では機の経糸を準備中。経巻具に絹糸を巻き込む作業です。まず手前足元にある桶から引き上げられた糸をピンと張り、棒を使って糸をはじきながらねじれを解き、筬(おさ)を通して整え部屋の奥側にある経巻具に固く巻いていきます。
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 これから整える絹糸。窓から差し込む光線に輝く光沢がとても美しいです。指の太さとの比較で分かる絹糸の細さ。しかし綿毛・羊毛の様に繋ぎ合わせた糸と違って、蚕の口から繋がって吐かれた一本の糸であるシルクは簡単には切れない驚くほどの強度なのだと。
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 1,740本も並ぶシルクの経糸を、一瞬にして整然と解いていく職人さん。
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 巻き取る前にも入念にチェック。二分割して極細の糸一本一本を検査しています。
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 よじれのない美しき糸。モーター機によって巻き溜められていきます。
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 こちらは屋外の染色場の風景。生糸を染める大きな鍋が並べてあります。一反のシルク布に使う経糸を染めるには三時間もの時間を要し、おびただしい量を使う緯糸にはなんと一週間もの期間が必要だとか。これだけの長い期間に分けて一つ一つ染め上げる糸の色、染料の分量・煮込み時間によっても色彩が統一されない微妙な調節を行い、全く同じものを仕上げていく職人技とはなんと素晴らしいものなのでしょうか。
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 天然染料を使っていた時代は去り、扱いの手軽さから化学染料に移行されてゆく流れ。
このU字の棒は絹糸の束を通して染める時に使う道具。熱湯で煮ながら染めつける鍋の中、糸にムラが出来ないようこの部分を動かしながら様子を見、染め具合を調節したり、仕上がったものを鍋の上に吊るし染色液を切る際にも使います。
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 使い込まれた鍋の淵や窯には長年の染料が染み重なり、驚くほど美しい調和の色彩に。
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 無造作に並べられたU字棒。これだけの糸を同時期に染め上げている時もあるのですね。
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 二階の踊り場には染色したばかりの真紅の絹糸が、直射日光や強い風を防いで大切に干されています。写真だと分かりづらいのですが、暗がりでも赤くキラキラ輝いているのです。
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 中央で学生たちに歴史を語るのは「ウット・ヨーム(染色)マイ(シルク)」の愛称で知られた染物職人で、この工房の主人であるベンジャロンチンダーさん。柱にはこのご主人を紹介する新聞の記事や数々の功績を伺わせる写真が飾られています。
嘗てはこの地で織られた絹製品がこの工房脇を流れるセンセーブ運河からチャオプラヤー河を経て北上し、アユタヤ県やアントーン県などに住むイスラム系民族へと届けられた経緯、その後、修行を終えご主人が独立開業を果たした時期とジム・トンプソンがこの地に移り住んだ時期とが重なることから、ジム・トンプソンのシルクとは長く深い繋がりをもち、現在のタイのシルクへの発展を支えていった・・・そんなお話をされているのでしょうかね。
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 タイ人の方々のその場その場でのご親切によってこんなに楽しい時間が与えられ、本当に幸せな一日でした。
| タイの文化 | COM(0) |
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