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2009-06-09 (Tue)
               【 วัดโพธิ์ (Wat Pho) ~ワット・ポー~
 タイ国に建設された一番最初の大学。それがこのワット・ポーです。ここで受けられた教科は
マッサージ・薬草・手相占いの3教科。それまではタイ全国各地で主に親から子へと伝えられて来た秘伝の治療法、または地域の寺院で細々と知識交換・伝授されてきたタイ国の伝統医療法が初めてここで集約され、医師を目指す学生達へと伝えられたのです。
 こちらは涅槃仏(プラ・プッタサヤー)。長さ46m、高さ15m、世界最大を誇るその全身を黄金で覆うその姿はまさに圧巻。177年前にラマ3世によって造られたものです。
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 悟りを開いた者「仏陀」を表す身体的特徴には32相というものがありまして、頭脳明晰を表す頭部の盛り上がりや、多くの人々を救うため差しのばされる長い腕や指の間の水かき、どこの地も余すことなく密着させる偏平足・・・などなど。
そして黄金色に輝かせる体。この涅槃仏の体も煉瓦を漆喰で固め、24金(「恐れの気を鎮め人々の安心させる」意味合いの金)で覆ってその特徴を表しています。しかし残念なことにこの
ワット・ポーはチャオプラヤー河の畔に位置していることから、地盤沈下によってこの巨大な仏の頬にはひびが入ってしまったのだとか。
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 涅槃仏の足の裏には「輪廻転生」の教えが緻密なアコヤ貝の螺鈿細工108枚によって表されています。ところでこの108という数は「Numbeer of Never Die」の「9」に繋がり、タイの仏教においては最も高貴な数として大切に考えられている数字です。
~Numbeer of Never Die~
1×9=9→0+9=9、2×9=18→1+8=9、3×9=27→2+7=9・・・12×9=108→1+0+8=9、全てが9へと戻り、決して無くなることのない永遠の数。
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 こちらは寺院の窓上に飾られたガラス絵と黒漆に金箔で文様を描いている窓の戸。タイ王国
随一の外国貿易に力を注いだラマ3世。彼は有名な商売人気質と共に海外の文化にも興味を持ち、結果このように寺院建立の際には好んだ中国スタイルのガラス絵や漆・金箔細工をふんだんに取り込みその後の寺院に多大な影響を与えました。
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 壁一面に描かれた仏陀の教え。ヨーロッパのステンドグラスとはまた違う趣が。
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 礼拝堂入り口や境内の随所に置かれた石像。これは商品を売りさばき中国から帰国する貿易船が、その軽さによって荒波に揉まれて沈まない為に錘(おもり)として積まれたもの。
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 こうしてこのタイにたどり着いた石像はタイ人とは姿形があまりにも違うことから恐れられ、この場所へ立ち入る者の心をを引き締める役割へと変わっていったのだと。
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 こちらは歴代の国王、ラマ1世~4世までの仏舎利。タイルの色の違いは国王の誕生日カラー。水曜日生まれのラマ1世は緑、月曜日/黄色のラマ2世、木曜日/オレンジのラマ3世、金曜日/水色のラマ4世。ちなみにラマ4世とはラマ3世との異母兄弟で「王様と私」のモデルとなった国王。子供は62人いたのだとか(でもラマ5世はもっと多く76人の子供だと)。
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 こちらはマッサージの教典を展示した場所。例えば中国の鍼灸のツボは360ヶ所あるのに対し、タイの指圧のツボは130ヵ所。一言に「ツボ」とはいってもマッサージの種類によっての違いが興味深いです。
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 壁には様々な症状の人々への処置するツボが記されています。
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 こんな風に。左側は男性、右側は女性のツボ。こうして学んだ数多くのマッサージ師が全国へと渡って行ったのですね。
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 一番奥におわすはご本尊。台座にラマ一世の遺骨が納められています。タイでは20歳以上の男性は一生の内に一度出家する習わしがありますが、僧侶の守る戒律は227あるのに対し、
一般の出家者は5戒律(殺生をせず・盗みを犯さず・浮気をせず・嘘をつかず・禁酒す)が定められています。
このワット・ポーの本堂でもこうした出家者が集まり毎日3度の祈りを捧げ、坐禅を組み、俗世を捨ててひたすら仏の道へと修行を積むのでした。
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 本堂の扉は私の好きなラーマキエンのハヌマーン(左の白猿)の螺鈿細工。阿修羅王(右の円盤を持っている王)と戦っている場面です。
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 境内の一角にある岩のてっぺんにあるのはリンガとヨニ。ヒンドゥー教の神であるシバ神(リンガ)を安産の神様と崇める人々はここに安産祈願に参ります。その際「男の子」を授かりたい人は「バナナ」、「女の子」を授かりたい人は「みかん」と「ココナッツミルク」をお供えするといいのだとか。面白い習慣ですね。
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 まだまだ興味の尽きないワット・ポーです。
| タイの寺院 | COM(0) |
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