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2009-06-22 (Mon)
【 Thai Traditional Medicine Museum and Training Centre 】
 タイ保健省科学医療部内にあります博物館です。只今一般公開はしていないのですが、同
事業団体の卒業生である友人に交渉してもらい叶いまして。
博物館はテーマごとに建物が分かれており職員の方の丁寧な説明を受けながら興味深く拝見させていただき、貴重な体験を。その一部ぜひぜひご案内♪
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               Gallery 1 【 Buddha Image 】
 タイの伝統医学では病は「肉体」と「精神」の双方によってかかるものと考えられています。そのため古くから病院には「精神」の治療をする部屋も設けられています。
こちらがその部屋。「精神」治療とは一言でいえば宗教・仏教の教えを学ぶこと。正面に祀られる仏陀の像に祈り、部屋全体に描かれた絵から心の浄化を図り病を遠ざけました。
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 左手壁の絵は人の世の一生と輪廻が描かれています。人が死ぬのは当たり前のこと。しかしその魂がその後にどこに行くのかは生前の行いによって変わるもの。それが仏教の教えであり、
よって死者の魂は肉体を離れると(右)地獄に堕ちたり、また人に生まれかわったり、動物になったり、天の使いになったり、悟りを得た者になれたり、様々です。
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 右にあるのは、禅を組み瞑想する仏陀の修行を邪魔しにきた鬼どもを、大地の神
プラ・メー・トラニ神」が退散させる画。長い髪の毛の先から大量の水を放出し大洪水を起こして鬼を流しています。ちなみに「トラニ神」は大地の神とともに”勝利”の神とも呼ばれているのだと。
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   Gallery 2 【 The Supreme Symbol of Thai traditional Medicine 】
 こちらは最高医学教師の部屋。人々の命を守る医師を育てる教師は崇拝の対象におかれ、一般の者とも部屋を分けそこには常に教師に相応しい神聖なもので埋め尽くされた環境が整えられました。
この部屋の正面にはヨガの伝道師「ルー・シー」と仙人の神々が祭壇のように模されています。左右に立つ大きな緑の葉と花は「バイシー」と呼ばれ、花の段が下から9段あるこれは
最高権力者の部屋である証の縁起物。
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 (左)右上部にあるドラは教師が弟子に伝授することのある時に鳴らすもの。その手前には筆記用具と帳面、ナイフ、薬をすり潰す道具。左手前にある薬剤の原料をみれば、葉・木の皮・根・果物・花と当時の種類が多岐にわたることを伺い知れます。
 (右)タイの伝統的な菓子。
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     Gallery 3 【 Evolution of Thai traditional Medicine 】
 「タイ伝統薬の発展」と名付けられたこの部屋にはまだ文字を持たない人々が洞窟に残した記録の跡からスコータイ時代のラムカムヘーン大王が文字を作りハーブや薬の調合の記述を石碑に残し、アユタヤ時代に初めて医学書ができた歴史や王室の薬剤師の人形なども展示。薬剤師はその印である杖と赤い袋を下げ、人々が採取した薬剤を見て回り質の良いものを見つけると”王への献上”を意味する杖でその薬剤を差し集めていったのでした。
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 (左)伝統医療の描かれた壁画の模型、(右)王室薬剤師。
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   Gallery 4 【 Intelligence of Thai traditional Medicine 】
 こちら「タイ伝統薬の知性」では先ほどの健康診断でも診ていただいた「チャクラ」や生まれ時、星座などの情報を元に判断する羅針盤の展示が。タイの伝統医療では人々の現在の生活環境や習慣のみならず、必ず出生時の「タートゥ」がその人の体質に大きな影響を与えているのだ
という考えが根強くあることが分かりますし、私も様々な方面からこの「タートゥ」を学ぶうちに、
自分の体質をかなり的確に診断されているところから少なからず興味を寄せています。
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 (左)生年月日等から診断するチャクラと(右)星座などによる羅針盤。
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 人々の暮らしと医療の繋がりを壁画で描いています。
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 タイの伝統医療の中には病のみならず、出産における婦人の体の静養を専門とした分野も
含まれております。これは日本では一般的ではない考え方ですが、別のマッサージ校で学んだ
「ポストネイタル(産後の肥立ち)」回復における内容によれば、出産後の女性はおよそ一週間という長い期間毎日ハーブで身を清め、ハーバルボールやハーブスチームの治療を受けたり、専門のマッサージなど様々な専門カリキュラムを受けることにより出産による疲労や体内の悪いものを全て取り除くことができます。そしてこうした丁寧な施術を施すことにより、その場で何か劇的な変化を見出すものではないものの、その結果4~50代になってからの女性の更年期障害に落ちる割合が他国に比べて激減するのだと。
ハーブを使ったタイの伝統医療には、私たちの想像を超えた素晴らしい効果がまだまだ沢山ありそうです。
(右)出産後の女性がテントの中でハーブスチームを浴びている図。
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         Gallery 5 【 Thai traditional Massage 】
 こちらは「タイ伝統マッサージ」の解説の部屋です。
私はマッサージについては受ける側専門で、まだ習った事がないため詳しいことは分かりませんが、中でもっとも興味を持ったのはこちらの二種のマッサージ法。その違いとは何でしょうか。
もし我々が受ける場合は右側のスタイル。実は左側は「王族」に対するマッサージ法で、マッサージ師が必ず失礼のない様に身分の高い人々の脇や後ろ側に座り、決して上に乗っかったり、前とか身体の間に入ることはしないのだそうです。
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              Gallery 6 【 Thai health Foods 】
こちらは「タイの健康料理」の展示室で、部屋の四隅をタイの北部(チェンマイ)スタイル、東北部(イサーン)スタイル、中部(バンコク)スタイル、南部スタイルの台所に分けて地方料理の特色を説明しています。こうした地方料理の話はまた後日に。
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 (左)バンコクスタイルと(右)チェンマイスタイルの台所
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 (左)の台所は南部のスタイル。
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              Gallery 7 【 Pharmaceuticals 】
最後の「医薬品」室。薬剤に使われる材料の多岐にわたることは先にお伝えしましたが、重複すると植物(根・木の皮・枝・葉・花・実・きのこなど)、動物(骨・皮・身・角・鰭・貝ガラなど)、鉱物(鉱石・石など)様々です。特に石などはどこから見てもただの黒い石ころで一体誰がどのようにしてこの様なものも薬の効果を持つのだと発見したのか不思議に思うくらいです。
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 実などを圧縮して細かくする道具やその薬品の数々。
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 鉱石と言ってもまるで宝石の原石のように美しく輝くものも。右はどんなものをもすり潰せる金属で出来た道具。
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 こうした薬となるものを瓶にて熟成させたり、包装して大切に保管したのでした。
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 非常に見ごたえのある博物館でまだまだ調べたい内容は沢山!いい学びの機会となりました。
| タイの博物館 | COM(2) |
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