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2009-07-14 (Tue)
 タイの東北部イサーン地方にあります「ウボンラチャダニー」。ここは今も郊外のメコン川と
ムーン川に面した広大な土地に原始時代のままの群生林が残される所です。この土地の特産品は蜂蜜と蜜蝋。豊かな自然には多種多様の植物が生え花が咲き、その蜜を集めた蜂が岸壁に沢山の巣(右)を作っているのです。
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 こちら(左)がその蜂の巣。日本で見る球状のものとは違い、ヘチマの様な変わった形。
この蜂蜜、食糧としては消費しきれないほど豊富にあることから考えだされたのが蜜蝋の生産。蜂の巣で作られた質の良い蝋燭は煙やススを出さず、炎の色合いも優しいため、特に寺院で堂内や仏像を汚さず、仏像を美しく照らし、僧侶の修行の明りにも重宝されたのだとか。
(右)6000年前の原住民が自分の領地を示すために描いた壁画。凶暴なゾウがいる危険区域や当時の食文化の表す絵なども鮮明に残っています。
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              【 ロウソク祭り 】 ~ ウボンラチャダニー ~
 仏教において雨季の三か月は僧侶が寺に籠り修行に専念する期間。この始まりの日である
カオパンサー(入安居)には人々が寺へ袈裟や食べ物、薬、など僧侶の必要とされるものを献上しますが、蝋燭もその献上品の一つ。
上質なウボンの蝋燭の評判が広まると人々はこぞって生産地であるこの地の蜜蝋を買い求めるようになり、1959年には村を挙げての「ロウソク祭り」が始まったのでした。
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 初めは人々が神輿の様に担ぎ練り歩ける大きさだった蝋細工は、次第に規模大きくし、水牛に引かせるものから10年前には今日の大規模なものへ。
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 20体前後あるこの蝋細工は、全てが仏教の節目となる重要な場面をモチーフにしたもの。
「王子が仏門の道を選んで城を出る場面」「菩提樹の木の下で得た悟り」「仏陀が天上の母君と
天使に説法をする場面」「涅槃の仏陀」などが町を練り歩き、毎年人々にその教えを説くのです。
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 こちらは手彫りで仕上げられたもの。10年前から大切に保管され、代々引き継がれた蝋細工を毎年僧侶が修復し、整形しています。
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 また、蝋燭の色は採取した時の蜂の巣の状態によって変わります。例えばまだ蜂の子のいる新しい巣は、黄色く美しい極上品の色の蝋燭ができ(写真)、巣が作られて3か月以上~すでに蜂の子も住んでいないような巣では色は殆ど白に近い薄い蝋燭ができます。
実際作られる蝋燭の中で上質なものは全体の1/5しかないのだと。また祭りでよく見かけた一番濃いオレンジ色のもの(上・写真)は絵の具で色を混ぜた蝋なのだとか。
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 もの凄い重量の山車はトラクターで引き、そして電線よりも高さがあるため人々は毎回T字型の竹ざおで電線を持ち上げて、そして太陽熱で蝋が溶け出さないように水をかけながら、慎重にパレードします。 
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 こちらは型抜き蝋細工を貼って作られたタイプ。型はバナナの茎を彫って作ったもの。茎は彫り易く固まった蝋を撓らせて取り出しやすい良い素材なのだとか。
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 朝の10時から昼過ぎまで続くパレード。村全体の若者が合い間合い間で軽快なリズムの民族舞踊を披露し、一年に一度のタイを代表する楽しい祭りが行われるのでした。
| タイの催しもの | COM(0) |
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